"忠弥坂"カテゴリーの記事一覧
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11日に放送された日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」では、超名門女子校の桜蔭学園が隣接する土地にタワマンが建てられることに反対している問題で、桜蔭学園OGの元議員がVTRで登場した。
番組では女子御三家といわれる桜蔭学園が、隣接する土地に高層タワマン建設の計画があり、それに反対している問題を取り上げた。学園側は、高層マンションが建設されることで、終始日が差さない、覗き見、盗撮などの危険もあるなどと主張。タワマン建設予定の場所には現在、低層のマンションがあり、老朽化のため取り壊して立て直す計画が進められているという。
この特集にVTRで登場したのが元衆議院議員の豊田真由子氏。豊田氏自身も桜蔭から東大法学部へ進学しており「全然、受験指導とか、東大に行けみたいな話は全然なくて、生徒が学ぶ事が好きで、みんなそれぞれやりたいことを、コツコツ進めている感じ」と、生徒の自主性が尊重されていると振り返った。
そして「息抜きもしたいですよ。ふっと青空を見上げて、夕焼けを見て頑張ろうって。めげずに頑張ろうと思う事もいっぱいありますよ。その時にお外が見えないのはキツい。あと日が当たらないのもキツいかな」と、高層マンションで空が見えなくなることもつらいと推察していた。
豊田真由子氏、母校の名門女子校を語る タワマン隣接問題で「お外が見えないのはキツい」/芸能/デイリースポーツ online https://t.co/FDLgPGDuCi #DailySports
— デイリースポーツ (@Daily_Online) April 11, 2025PR -
「青天のへきれきだった」
斉藤理事長は法廷で「(建て替え計画は)青天のへきれきだった」と意見陳述した。
1977年のマンション建設時に、当時の建築主体と桜蔭は「(それ以上の高さに)一切構築物を設置しない」という覚書を交わしており、それを無視された形だからだという。
そして、傾斜地に建つ校舎とマンションの境界付近の地中には、昭和初期にできた擁壁がある。建て替えにあたってはその一部を撤去する必要があり、校舎の土台に影響を及ぼしかねないとも主張している。斉藤理事長は「生徒、教職員の生命の危機だ」と強調した。
桜蔭側によると、生徒からも「ずっと日が差さなくなりカーテンも閉めっぱなしになるのは悲しい」「安心、安全な環境で学校生活を過ごしたい」などの不安の声が上がっているという。
専門家「一体となって議論を」
都市開発に詳しい東洋大理工学部の大澤昭彦准教授は、桜蔭と女子学院のケースに共通する点として、既に住環境を守るために高さのルールが存在していたことを挙げ、規制緩和については慎重な対応が求められると指摘する。
「なし崩しの緩和とならないよう、まちの将来像や現状の規制の意義を踏まえ、緩和するとしたらその必要性や程度について住民や事業者、行政が一体となって丁寧に議論を重ねる必要がある」
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○福手委員 まず初めに、東京都の基本姿勢を確認していきます。
東京都こども基本条例は、子供が健やかに育っていく環境の整備を求めていますが、知事はどう認識していますか。○小池知事 東京都こども基本条例におきましては、全ての子供が誰一人取り残されることなく、将来への希望を持って、伸び伸びと健やかに育っていく環境を整備していかなければならないと規定されているものと認識いたしております。
都は、こども未来アクションを策定して、子供目線に立った政策展開をしております。○福手委員 知事から大事な認識が答弁されました。
私の地元文京区では、女子学校の桜蔭学園に隣接するマンション、宝生ハイツの建て替え計画により、学校と周辺地域の環境が悪化すると市民が声を上げています。
パネルをご覧ください。これは以前、桜蔭学園のホームページに掲載されていたイメージ図です。今はもう掲載されていませんが、データを保存していた区民の方から提供していただきました。
この建て替え計画は、総合設計制度を活用して、一般の人が出入りできるスペース、公開空地を設ける代わりに規制緩和を受けて、このパネルにあるように、現在の地上8階建てから20階建て、高さ70メートル、容積率600%の高層マンションに建て替える計画となっています。
総合設計制度で建築するには都の許可が必要となります。許可され、高層建築が可能となれば、このパネルのように、教室にはほとんど日が当たらなくなります。接近してマンションが建てられることで、窓やバルコニー、公開空地から教室がのぞかれ盗撮されるおそれや、擁壁の上に立つ校舎への影響に懸念があります。
2022年都議会第3回定例会では、桜蔭学園の理事長である校長と外14,714人の署名の賛同によって、総合設計制度を使った建築計画の見直しを求める趣旨の請願が出され、付託された都市整備委員会と文教委員会のどちらも全会派一致で継続審査となりました。否決はされなかったということです。
地域では、地元町会や神社、学校が共同で会を立ち上げ、建築計画見直しの署名に取り組んでいます。署名はこれまでに2万筆を超え、今も増え続けているということです。
日照問題や公開空地の在り方など、意見をいっても取り合ってくれない、制度の中でやっているから地元の意見は認められないようで返事がないなど、憤りの声が上がっています。
伺いますが、総合設計制度の許可審査で許可されなかった事案というのはこの10年間でどれくらいあるのでしょうか。○谷崎東京都技監 平成27年度から10年間において、申請を受け付けた後、許可しなかった案件はございません。
○福手委員 少なくともこの10年間は総合設計制度が許可されない場合はゼロなんです。許可制度といいながら、実態は許可しかない。制度として機能していないといわざるを得ません。
では、総合設計制度の許可が下りない場合というのはどういう場合ですか。○谷崎東京都技監 建築基準法では、申請された建築計画が市街地環境の整備改善に資すると認められる場合は許可することができます。
都は、総合設計許可要綱にのっとり審査を行い、建築基準法に基づき、東京都建築審査会の同意を得て許可しております。○福手委員 許可が下りない場合を質問しましたが、許可する場合を答えられました。
市街地環境の整備が改善されるものは許可するといいますが、この建て替え計画は、総合設計制度を活用することによって、日照阻害、プライバシー侵害、校舎損壊の危険など、隣接する学校にこれだけの被害を及ばせることになります。この計画をどう考えても市街地環境の整備改善とはいえないのではないでしょうか。
建築家で慶應大学准教授のホルヘ・アルマザン氏は、総合設計制度について失敗だったと話します。公開空地をビルの足元に設置することを条件に、床面積や建物の高さの制限を緩和することで、通常では不可能な大規模な超高層ビルの建築を許可している。しかし、公開空地は本来の公園や広場とは程遠く、厳重に監視された残余空間にすぎないと。そして、企業側による再開発を行政が後押しする政策だといっています。
東京都こども基本条例の中で、子供の意見表明権をちゃんと保障することは重要なことです。子供の声を聞くというのは、ただ聞くのではなく、大人の都合のいいことだけ聞けばいいのでもありません。子供のいいたい意見を保障することが重要なんです。大人にはそれに応える応答義務があります。そこも含めて、こども基本条例には位置づいているんです。
学校で学ぶ子供たちの声を聞きました。紹介をします。
日が当たり、明るい西館がとても気に入っているのに、ずっと日が差さなくなり、カーテンを閉めっ放しとなるのは悲しい。隣の住人と目が合わないように、すりガラスなどにされると、閉塞感を感じて鬱になりそうで不安です。のぞき見、盗撮の可能性、校舎崩壊の可能性があるのはとても怖いと思いました。どちらも取り返しのつかない結果を招く可能性があるものです。安心・安全な環境で学校生活を過ごすことを望むことはぜいたくなことでしょうか。子供、人の安全、命より優先されることはあるのでしょうか。大人は子供を守ってくれないのだろうか。不安です。どうか安心して、伸び伸びした学校生活を送らせてください。お願いします。
これ以外に声はまだたくさんありました。20人近い子供たちの声、どれをとっても不安と心配の声ばかりだったんです。この声を聞いて、大人として何をすべきなのだろうと思わずにはいられないという声もありました。子供の声がこのように出されているのですから、これにちゃんと応える責任があります。
マンション建て替え計画が子供の権利を侵害することは子供たちの声が証明しています。子供の声も聞かないで、子供や学校に危険が及ぶ計画を進めるべきではありません。
東京都こども基本条例は、都議会の全会派が一致して制定された条例です。子供の声を聞くのは大事だと私たち都議会議員の共通認識となっています。
行政側も、各局が子供の声を聞く取組をやっていこうと、新年度も様々な計画を進めようとしています。それなのに、桜蔭学園の子供たちの声に向き合おうとしないで、この問題を放置してはいけないのではないでしょうか。
東京都はこの条例を守る責務があります。子供の権利を守る立場に立つのか、東京都の姿勢が大きく問われています。多くの都民がこの問題に注目しています。子供の最善の利益を守る結果となることを強く求めて、次のテーマに移ります。 -
宝生ハイツ建替え計画も総合設計制度が適用を受け20階建タワマンになる予定でしたが、桜蔭学園側の反対によりまだまだ時間がかかりそうですね。
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総合設計による宝生ハイツ建替え計画は、近隣の居住環境を著しく害する横暴な計画であり、とくに桜蔭学園の教育・学習環境を劣悪化させます。桜蔭学園は、近時、総合設計の許可に対する差止訴訟を東京地裁に提起しました。 なお、第1回口頭弁論において、桜蔭学園理事長・校長齊藤由紀子先生の意見陳述がありました。
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2段擁壁の下段の多くは宝生ハイツの新築時に埋められ、目視できなくなっている。宝生ハイツ側は原告に指摘されるまで下段側擁壁の存在に気付かず、擁壁を撤去しなければ建設できない位置に新たなマンションを計画していた。原告はあっせん手続き中に、そのことへの危惧を伝えた。ところが、宝生ハイツ側は合理的な理由なしに安全だと主張し、当初計画のまま総合設計許可を得ようとしていると原告は訴えている。
東京都市街地建築部建築指導課は、「総合設計制度の許可要綱に適合していれば全て許可するというわけではなく、案件ごとに審査する。審査業務とは関係なく訴訟に対応するが、申請を許可する場合は都の対応が適切であると主張していく」とコメントしている。
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第一回
— 地裁でひっそり/開示請求 (@chisaidehissori) December 1, 2024
【「桜蔭学園」の齊藤由紀子理事長が法廷で口頭意見を述べる:校舎西側の隣接に20階建のタワマン計画。「日照と教育環境が失われている」ー「校舎の地盤が崩れる懸念」ー地域住民の生活と安全に配慮した建築計画への再考を求める】
11/20 1030 総合設計許可差止請求事件
原告 学校法人桜蔭学園 pic.twitter.com/uX2S9LT4Dl -
\#桜蔭学園 が意見陳述(R6.11.20)/
— 沢田けいじ 保育士 / 防災士 / 立憲民主党 / 文京区議会議員 (@sawadakeiji1979) November 29, 2024
理事長・校長が東京地裁で陳述した意見が
学校HPに公表されています
♀️近隣の日照、生活・教育環境の破壊
現行建物の高さを守る覚書への違反
♀️のぞき見、盗撮、プライバシーの侵害
境界擁壁の倒壊
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陳述書のPDFはこちらhttps://t.co/JtxRGVrn1R -
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区が決めた46㍍高さ制限のところに、特例である総合設計制度利用で70㍍20階マンション計画について、近隣から日照阻害、隣接桜蔭学園は、立ちはだかる建物と盗撮などのプライバシー侵害被害の危険があります。区は地元自治体として、事業者(宝生会)に計画を見直すよう求める責任があることを訴える。 pic.twitter.com/P42Yur2o5t
— いたくら美千代 (@Xs1WN01kevNSgXr) October 23, 2022
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○沢田委員 先ほど民民の問題について建設委員会の場で議論をするのはそぐわないのではないかというお話もありましたが、先ほどちょっと言おうとして言えなかったことの中に、区内、文京区内の第一種文教地区で建築が本来であれば制限される劇場等に対して、文京区長が建築許可を出した例というのは、過去20年間のうちに1件しかないんですね。一方で、今回のように、既存の文化施設に対して、文教上の目的を害するおそれがないという理由だけで都知事が建築許可を出した上、総合設計による容積率の割増しが認められるのであれば、他の文化施設だって、こぞって高層建築物への建替えを進め、そのたびに周辺地域で建築紛争が繰り返される危険も考えられるわけです。これは民民の問題ではなくて、制度上の問題であって、議会でこそ議論すべきではないかと考えます。
また、そもそも総合設計制度というのは、建築基準法第59条の2項、59条の2第1項の規定によって、その建蔽率、容積率及び各部分の高さについて総合的な配慮がなされていることにより、市街地の環境の整備改善に資すると認めて許可された建築物に適用する制度ですので、この立法の趣旨からすれば、本来、第一種文教地区にあって隣接する教育施設の教育環境を脅かすような建築物に適用すべき制度ではないはずです。
今回のような問題を繰り返さないためにも、文教のまちにふさわしい区独自のルールが必要と考えますので、立憲民主党・無所属文京区議団として、請願第27号の採択を主張いたします。○たかはま委員 本件事例として挙げられている建物は、総合設計制度を活用しており72メートル、非常に高い建築となる計画となっております。先日、9月14日に都庁において開催された当該建築計画の公聴会を傍聴しに行ってまいりました。学校、神社、近隣住民等から多くの疑問の声が寄せられており、いずれも建替えに何が何でも反対するという趣旨ではなく、教育周辺環境を守る設計にしてほしいというものでした。加えて、公開空地のアクセスのしにくさが指摘されており、総合設計制度を利用せずに建替えを進めるべきという意見も見られました。
総合設計は、先ほども議論がございましたけれども、敷地内に公開空地を設ける等によって市街地の環境の整備改善に資すると認められる場合に、容積率等の制限が緩和されるものですが、近隣の方からは、公開空地の設置場所に課題があり、周辺環境悪化を懸念する声が多数出ておりました。公開空地の設置そのものが単に容積率などの緩和を受けるためだけの手段として使われ、近隣への配慮がされていないのではないかという地元住民からの疑問に十分答えられていない点、私は大変問題視しております。
よって、当会派の考え方は、以下のとおりです。
まず、教育施設の隣に高層建築物を建築しないルールを策定するという請願内容は、敷地所有者の大切な資産を一方的に制限しかねず、全面的に賛同するものではございません。しかし、学校施設整備指針には、校舎を建築する際の建物位置として、周辺住宅等の間で日照やプライバシー、音等における相互の影響に配慮した配置とすることが重要であるとしている点、また、文教のまち文京区において、学校施設の環境悪化につながりかねないと近隣から指摘を受けている総合設計制度を利用する建築について、議論が尽くされていない点も考慮して、区で一定のルールを設けてほしいという請願の趣旨はしっかり受け止めるべきかと考えます。
これから建て替える学校近隣建物において、近隣と協議を尽くすよう文京区がしっかりと関与していくことで、教育の環境に悪影響となる計画を回避する仕組みづくりを区長に要請したいと思います。
請願第27号、文京子育ての態度は、採択とさせていただきます。○板倉副委員長 学園さんから文京区議、区議会宛てに陳情書が出されております。議長さん宛てに出ておりますけれども、総合設計を使う、総合設計の中で公開空地を造るということについては、そのこと自体が、住民以外にも誰でも出入りができて、教室をのぞき込むことが可能になります。女子生徒の安全・安心への脅威、又は教育環境の甚だしい悪化は必至です。そういう陳情の中身がありますし、また学校の西側からの風景については大きな壁が立ちはだかって、日照も採光も通風も終日阻害をされるということで、容認できない、そうした環境になっていくわけで、先ほども言いましたように、こうした公開空地、本来なら地域にきちっと貢献しなければならない公開空地が逆にプライバシーが脅かされるようなことになっていく、そうした苦痛というのも耐え難いものになっていくと思います。
請願事項にありますように、教育施設、学校整備指針に基づいた教育施設を文京区でこそ守ってほしいということで請願事項がありますから、一定のルールということについては必要だと思うんですけれども、この計画に限って、私は、現在の建物のボリュームで建替えをするように求めて、学校に日影を落とさない、そうした建築計画をするということが必要だというふうに思いますので、請願第27号、採択をいたします。